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Publication date: 14 May 2024

国内コラボレーティブワークスペース市場予測を発表

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Japan, 2024年5月14日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、国内コラボレーティブワークスペース市場予測を発表しました。

2023年の国内コラボレーティブワークスペース市場は、前年比成長率が8.7%、市場規模(売上額ベース)が3,818億3,000万円となりました。2023年の同市場は、過去数年において国内企業で急速に浸透した会議/バーチャルイベントアプリケーション市場の成長が調整局面に入った一方で、構成比が大きいコンテンツサービスアプリケーションの高成長が継続しました。さらに、共同ワークスペースにおけるコラボレーション/タスク管理ツール、従業員エンゲージメント向上のための双方向の情報発信機能や、デジタルアダプションツールなどワークスペース高度化に関する新たな機能需要が同市場の成長を促進し、好調に推移しました。

労働人口減少に伴うデジタル化/生産性向上への要求が中長期的に拡大する中、国内企業における生成AIの活用/投資意向は相対的に高く、同市場に参入するベンダー各社は生成AI機能の組み込みによる付加価値向上に迅速に取り組んでいます。

IDCでは、2024年以降の国内コラボレーティブワークスペース市場の推移について、生成AI機能の活用を伴うアプリケーションの刷新需要とその活用効果を最大化するための非構造化データ活用への要求拡大、労働人口減少に伴うデジタル化/生産性向上に関する継続的な課題を背景に、好調に成長すると予測しています。その結果、国内コラボレーティブワークスペース市場は2023年~2028年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)6.3%で推移し、2028年には5,170億5,400万円になると予測しています。

IDC Japan株式会社Software & Services シニアマーケットアナリストの太田 早紀 は「国内コラボレーティブワークスペース市場が今後も成長していくために、ITサプライヤーは、生成AIの発展によるビジネス機会を獲得し、労働人口減少に対処した業種/業務別ソリューションの強化とユースケースの訴求や自社製品を通じた非構造化データの活用範囲の拡大支援を通じて、ユーザー企業における生産性向上の実現を支援すべきである」と述べています。

今回の発表はIDCが発行したレポート「国内コラボレーティブワークスペース市場予測、 2024 年~ 2028 年 」にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内コラボレーティブワークスペース市場の2023年の実績と2024年~2028年の市場予測を提供しています。

(本レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)



<参考資料>

国内コラボレーティブワークスペース市場予測、2022年~2028年



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