書籍のご案内「マーケット・インテリジェンス論」(竹内正人 著)

IDC Japan株式会社 前代表取締役社長である竹内正人は、単行書「マーケット・インテリジェンス論」を上梓しました。本書は「マーケット・インテリジェンス」について独自の視点から議論した著作です。

本書では先ず、「マーケット・インテリジェンス」の基本概念を明らかにします。企業活動で得られるデータを経営者の意思決定を支援する情報に変換する過程こそが、「マーケット・インテリジェンス」に求められる本質的な機能であり、これを組織的に運用し、経営資源の一つとして活用することが重要であると指摘しています。さらに、企業の経営方針や経営戦略の前提となる市場の現状や動向をデータで捉え、そのデータを洞察することで今後の市場を見通すことの重要性を論じています。

本書の特長は、市場データを活用する経営企画部門、マーケティング部門、製品企画部門等の活動を観察・分析して得た知見に基づき考察を深め、日ごろ著者が意見交換しているICT企業の経営者を念頭に提言をまとめている点です。本書では「マーケット・インテリジェンス」を定義し、「マーケット・インテリジェンス」の使命と機能を整理することにより、「マーケット・インテリジェンス」をビジネスにどう生かすかを明示し、経営層の意思決定を支援する洞察力が企業の競争優位を創ることを指摘しています。

市場データの活用に関する著者の提言を是非ご一読ください。



  • 書籍概要
書名:マーケット・インテリジェンス論
著者:竹内正人
(IDC Japan株式会社 前代表取締役社長)
発行日:2015年10月19日
定価:2,400円(税別)
発行:日経BP社

  • 目次
<はじめに>
<第1章> 市場の動向を把握する
 •変化するICT市場
 •ICT市場を把握する
 •情報と意思決定
 •経営資源としてのマーケット・インテリジェンス
 •マーケット・インテリジェンスの情報の流れ
<第2章> マーケット・インテリジェンスとは
 •マーケット・インテリジェンスとは
 •マーケット・インテリジェンスの使命と機能
<第3章> マーケット・インテリジェンスを実現するための組織
 •マーケット・インテリジェンス部門の位置づけ
 •マーケット・インテリジェンス部門
 •マーケット・インテリジェンス・オフィサーの役割
 •マーケット・インテリジェンス成熟度モデル
 •マーケット・インテリジェンス予算

<第4章> 競争優位をどう創るのか
 •洞察力を社内に醸成する
 •意思決定を支援する
<結び>
<付録> IDC MaturityScape

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