Publication date: 01 Apr 2024
国内ローカル5G市場予測を発表
Contact
For more information, contact:- jp-Press Japan Email: jp-press@idcjapan.co.jp Phone number: +81-3-6897-3812
Japan, 2024年4月1日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、国内ローカル5G市場予測を発表しました。
IDCでは、2028年のローカル5G市場の市場規模を672億円、2023年~2028年(以下、予測期間)の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を43.0%と予測しています。本市場は、ローカル5G対応デバイス、ローカル5Gインフラストラクチャ、およびローカル5Gと合わせて投資されるIT関連のアプリケーションに対する支出を対象としています。
2023年の国内ローカル5G市場では、実証実験フェーズから商用フェーズへの移行が見られました。2022年までローカル5Gへの取り組みの多くを占めていた官公庁や自治体、企業などによる実証プロジェクトが大幅に減少した一方、商用導入が大幅に増加したため、市場は成長しました。今後、さらなる商用導入の増加が、国内ローカル5G市場の成長を促進するとIDCではみています。
ローカル5Gの商用フェーズへの移行に伴い、同市場には、一般のICT市場に見られるいくつかの特徴が散見されるようになっています。その一つが、海外のインフラストラクチャベンダーやデバイスベンダーによる国内市場での活動が活発化しつつある点です。国内ローカル5G市場は、今後、海外市場と密接につながることで、発展のスピードはより速くなり、市場の成熟が進むと考えられます。また、実証実験フェーズではネットワークの検証に重点が置かれていましたが、商用導入では、ローカル5Gの上で稼働するアプリケーションへの投資も大幅に増加するとIDCでは予測しています。
IDC Japan株式会社 Software & Services リサーチマネージャーの小野 陽子 は、「国内ローカル5G市場は、今後、海外製品が多く入ってくることで活性化する。また、製品やサービスのコモディティ化も進む。国内ベンダーは、これまで国内を中心にローカル5Gのユースケースや市場開拓に取り組んできたが、今後は、グローバル市場の影響や自社製品の海外販売などを含めて、自社の戦略を再検討すべきである」と述べています。
今回の市場予測はIDCが発行した「国内産業分野向け 5G 市場予測、 2024 年~ 2028 年:テクノロジー別、産業分野別 」 にその詳細が報告されています。同レポートではテクノロジー別/産業分野別の市場規模予測も提供しています。
(本レポートの詳細についてはIDC Japan へお問い合わせください)
<参考資料>
国内ローカル5G市場 支出額予測: 2023年~2028年