IDCアナリストの仕事とは? その一部を紹介
ICT市場を分析するIDCアナリストとは一体どのような仕事をするのか、イメージを持てない方も多いのではと思います。簡潔に言うと、 IDCアナリストは、下記のような活動をしています。
- データや情報をさまざまなソースから収集し(情報収集)
- それを分析し、付加価値を付けた後に(分析)
- お客様(ITベンダー様、ITユーザー企業様など)が利用しやすい形で提供する(アウトプット)
また、下記の活動も役割の一つです。
- 新しい市場の動き(例:デジタルトランスフォーメーション(DX)、メタバース、スマートシティ)を捉え、発信することで、世の中のトレンドを牽引していく(Thought Leadership)
我々、IDCアナリストは、こういった活動を通じて、ICTによる社会の進化や変革を支援しています。以下、アナリストの仕事について、もう少し具体的に紹介していきます。
IDCアナリストの仕事(1)~情報収集編
IDCアナリストは、さまざまなソースからのデータや情報を入手し、それを分析することでお客様に価値を提供します。以下は、数ある情報収集ソースの中でも特に重要な「取材」と「アンケート調査」です。
IDCアナリストの仕事(2) ~分析編
データや1次情報を得た後に、それらを分析して、意味のある情報、洞察に結びつけるのが、IDCアナリストの次の仕事です。個人で行う場合も、世界中のアナリストと協働して分析する場合もあります。
IDCアナリストの仕事(3) ~アウトプット編
収集したデータや情報を分析、加工し、お客様の役に立つ形で提供することがIDCアナリストの究極の役割です。以下では、代表的なアウトプットの形態を4つ紹介します。
IDCの重要な製品に、「Tracker」「Spending Guide」といったデータベース製品があります。取材結果やアンケート結果を活用し、出荷実績、ベンダーシェア、そして5年先までの予測などのデータを作り、お客様に提供します。お客様は、IDCのデータを事業計画やマーケティング活動に活用しています。
- サーバー&ストレージ、PC、スマートフォン、ソフトウェア、クラウドなど幅広い分野のデータ提供
- DX、AI、Future of Workstyle(働き方の未来)に関連する企業のIT支出の見通し
取材から得られた生の情報、アンケートによる定量情報などをベースに、レポートを執筆し、お客様に提供するのもIDCアナリストの重要な仕事です。1次情報から、いかに洞察を導き出し、お客様の重要なIT/デジタル関連の意思決定に影響を与えるかがIDCアナリストの腕の見せ所です。
- 市場予測、ベンダーシェアに関するレポート(定量情報に加え、その背景にある定性情報)
- 主要ベンダーの戦略分析、ユーザー企業の投資動向、DXの推進状況など
IDCアナリストの仕事(4) ~Thought Leadership
市場分析の専門家として、これから市場で起こることを予測し、機会を捉えて発信していく「Thought Leadership」もIDCアナリストの役割です。
- 「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という考えを、早い段階から発信し続け、世界中に広めてきたIDCは、IT、デジタル市場におけるThought Leaderとしても認知されています。
- IDCアナリストは、すでに確立された市場の分析だけでなく、姿を現しつつある新たな市場やトレンドについても、客観的に分析し、その将来性についてレポートや講演などを通じて発信していきます。
- 新しいトレンドを発信していく際も、ベースとなるのはデータや取材情報を使った客観的な分析です。
IDCアナリストの仕事に興味を持っていただけたでしょうか? 興味がわいた、もう少し話を聞きたいという方は、ご遠慮なく採用担当者、またはお知り合いのアナリストまでご連絡ください。お待ちしています!